渋谷陽一

「渋谷陽一」は泣けるなあ。我ながら泣ける。2番が。
初めて「闇の十代」にリアルに切り込んだ歌だった。僕の中では初めてだった。
この曲をSoundCloudで発表したのが52歳だったけど、30余年を経なくてはあのテーマには切り込めなかった。
それはきっと、辛すぎるからだろうね。
あとは、普通に仕事をして生きてきたから、ああいうテーマは表に出せなかった。嗅ぎつけられたら何を言われるか判らないから。
しかし時代は変わり、バリアフリーとカミングアウトの時代になって、
「~障害」という言葉が普通にテレビで取り上げられる世の中になった。
今だったらもう大丈夫かなあ・・・・という読みがあったことも確かだ。だから俺って、ずるいな。
そんな中途半端な人間だからこそ、何事も成し遂げていない自分なんだろう。
などと、納得してしまう物分りのよさも、また問題だ。
そんな俺も58歳。今年の9月には59歳だ。まさしく「じじー」だ。
「じじー」な俺が「ぽぴゅぽぴゅ」する。これぞ「じじーぽぴゅぽぴゅ」。